エンジニアのキャリアには社内の評価よりも外部に評価を求めたほうが良い

MacBookAir

最近うちの会社では20%ルールというのをやっています。私はそれでiPhoneアプリを作ってるのですが、日頃から会社にいるとき以外にも開発したいなーという思いからMacBookAirが欲しいと思っているのですが、
そんな折に

アイデム エンジニアキャリアHacks共有プロジェクト

なるキャンペーンを見つけたので早速応募してみることにしました。

応募するテーマは「エンジニアとしての、とっておきのキャリアHacksを教えてください」です。

キャリアハックと言われても、自分は人伝てにしか就職したことなかったなーという話

私は今の会社に入社する前は結構な頻度で転職をしています。
その転職のすべてがキャリアアップと言えるかどうかは微妙なところですが、結果的に今の会社に入って今のポジションにいられることは自分にとってとても良かったことだと思っています。
そういうことは抜きにしても人から誘われて転職できることというのはやはり自分が求められている職を手にするということですから良いことなのではないかなと思います。

そしてそれは、社内での評価だけでは外の人に誘われるということにはならなかったことでしょう。
外の評価なしに、外の人間から誘われるということはないのです。
また私のように人づてに転職する場合でなくても、転職するときにあなたを面接する面接官は社外の人間なのです。

社外に評価を求めるということは

それでは社外に評価を求めるということはどういうことでしょうか?
こういう話になると必ず上がってくるのはオープンソースソフトウェアに対するコントリビューションですね。
オープンソースの活動に参加することも外部から評価されるという意味でとても良いことだと思います。ただ、私自身はそれほどオープンソースの活動にコントリビューションした覚えがないのでそれ以外の方法を考えていきたいと思います。

オープンソースの他にも様々なコミュニティがあります。
例えば、最近では勉強会なんかも良いのではないかと思います。勉強会はただ参加するだけでなく必ずブログなどでまとめるといいでしょう。
そうそうブログも外に向けての発信という意味でとても良いと思います。
また自分で発表する機会などがあれば積極的に発表したいところです。プレゼンテーションは実際にやってみることがそのスキルアップにつながると思いますし、やはり外部へのアピールにつながります。
他にも最近ではGithubに自分のコードを公開するというのもありですね。オープンソースに近い感じですがもう少し敷居が低い感じがします。近頃Githubにコードを公開しているとスカウト会社からアプローチがあったという事例も聞きました。(そのようなスカウト会社を通じた転職が良い結果を生むかどうかは別として)
スカウト会社といえば、私も昔、メーリングリストで見たというスカウト会社からアプローチを受けたことがあります。技術系のメーリングリストなんかも外部のコミュニティ活動としてありますね。

このように社外のコミュニティ活動というのは様々な方法がありますが、社外ということでは忘れてはいけないのが顧客です。
社内以外ということでは顧客からの評価ほど心強いものはありません。
これは社内の評価にもつながりますし、あなたが転職しようとしている会社が意外な所で顧客とつながっている可能性だってあります。
私も実際に以前いた会社の顧客であった会社に入社したことがあります。
その会社で上司となった人からは良い評価をいただいていたので、とても良い条件で入社することが出来ました。

それともうひとつ重要なことがあります。
それは今現在、外部へのアピールすることがなくても、それをいつでもできるようにしておくことです。
私は採用面接にも出席することがありますが、採用面接のときに自分のしてきた仕事を説明できるという人が意外と少ないものです。
はっきり言って採用面接ではその時点でNGです。
自分のやってきた仕事はいつでも説明できて、なおかつ自分のコアコンピタンスが何なのかアピールすることができるように、ポートフォリオをまとめておくと良いでしょう。

転職というモノサシで見てきたけど

ここまでキャリアアップ=転職という前提で書いてきましたが、もちろん、社内でコツコツと評価をあげていって、同じ会社のなかでキャリアを積んでいくのもひとつの道です。
それでも外部との接点というのは大切にしていったほうがいいですし、外部にアピールして社外でも自分の価値を認めてもらうということは大事です。
社内での評価というのは、もしかしたら、その会社の中でしか通用しない価値観に基づいたものかもしれません。
どこでもというと言いすぎですが、もっとグローバルにあなたの価値を高めていくことが大事だと思います。
それはあなたが今いる会社内での評価にもつながることがあるでしょうし、さらにはその会社の評価を上げることにもなるかもしれません。
会社そのものの価値を上げることができるならば、あなたはその会社にとって大切な存在になるでしょう。

社内、社外という対立で見てきたけど

結局のところ、社内だから社外だからということはないのかと思います。
なんて書くとタイトルと真逆のように感じられますが、社内での評価という枠にとらわれるなということです。
エンジニアのフィールドはあなたの所属している会社の中だけではありません。
もっともっと外に出ていくとよいのではないかなという思いでこのエントリを書きました。