DoCoMoはAndroidを採用するのね

ちょっと愚痴モードです。

ドコモは、設計変更で独自のネット接続サービス「iモード」や携帯に「お財布」の機能を持たせる非接触ICカード技術「フェリカ」などの機能をOSから分離し、OSを簡素化する。新しいOSは、ネット検索世界最大手のグーグルと共同開発した「アンドロイド」を採用する方向だ。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080322-OYT1T00820.htm

shi3zの日記でこのニュースを知りました。

Androidの登場のニュースを見たときにくりらじテクノロジーニュースでこのニュースを取り上げたのですが、これはDoCoMoなどの携帯キャリアにとって福音になるのではないかと伝えました。
というのも、DoCoMoは数年前に携帯電話のプラットフォームをLinuxベースのOSに切り替えてプラットフォームの共通化をするということを発表していたからです。その後、その動きがどのように展開していったのか、現在の携帯電話がどのようなOSを採用しているのか、わたしはまったくフォローしていなかったのですが、Androidの発表があったときにこれこそがDoCoMoが求めていたプラットフォームなのではないかと思いました。

ところが、くりテクのなかではわたしの意見は猛反発にあって、日本のキャリアがこんなオープンなプラットフォームを採用するわけがない、メリットがない(それどころかデメリットになる)という意見でかき消されてしまいました。
さらに追い討ちをかけるように、携帯電話の開発に携わったことのあるというくりらじリスナーからもAndroidの採用は開発サイドにとってもメリットはないだろうと否定されてしまいました。


このニュースを聞いて、ほれみろ、わたしの言った通りではないかと言うつもりはないのですが、鼻からその可能性を否定して人の意見に耳を傾けないという姿勢がニュースを伝えるものとしてあまりに頑なすぎるのではないかと思いました。
わたし自身もときに頑なになってひとの意見を聞けなくなってしまうことが多々あるので、自戒をこめて振り返ってみました。