言語論争に食傷気味><

先々週はRubyKaigiでしたね。今年の3月までつくばに住んでいたわたしは都内に引っ越してからもある事情から毎週末つくばに帰っています。
先々週の週末ももちろんつくばに帰りました。
でも、チケットを買っていないこともあって、RubyKaigiには参加しませんでした。
チケットを買わなかったことも当日行かなかったことも、特に意識してのことではありません。ただ単に興味が沸かなかったのです。今年もいかなきゃなーという思いはあっても、行きたい!っていう気持ちにはならなかったのです。
最近、ソフトウェア界隈はなんとなく言語そのものに話題が集中しているように感じます。Lightweight Languageなんて言葉の流行からもうかがい知れると思います。
そして、その言語を使って何を作るのか?プログラミング言語は何かアプリケーションを作るための道具であるということがだんだん軽視されていっているように感じます。(あくまで、わたしの主観的な感想ですが)
RubyにしてもRails以外にアプリケーションに関する話題が聞こえてこなくなっている。*1そんな訳でRubyKaigiにはあまり興味がありませんでした。そして、RubyKaigiが終わってみると、大きな話題というとJavaRubyとの言語論争です。言語の優劣を競うと言うことはネタとしてはおもしろいと思うのですが、そろそろ食傷気味です。
思うに、最近のソフトウェアの分野って結構いろんな部品がそろってきていて、ありものを組み合わせるだけでいろんなものを作れるようになっている*2ために、技術的な志向を持った人々にとってアプリケーションをつくるということにあまり面白みがなくなって来ているのではないかな。そして、道具である言語そのものに興味が向かっていっているのではないでしょうか。
しかし、そうは言っても面白い技術的な課題ってまだまだたくさんあるとわたしは思います。そして、そういう技術的な課題を解決するためにどんどん言語を利用していけたらいいなと思います。

*1:わたしの観測範囲が狭い可能性もありますが、わたしが個人的にRubyに興味が薄れている理由なので

*2:マッシュアップなんてのはその典型的な例ですね。